――数ヶ月前。 俺は、路頭に迷っていた。 仕事も住む場所も、何もない。 ついさっき、全財産すらなくしてしまった。 これから、どうすれば……。 「――君。どうしたのかね?」 ふいに声をかけられ顔を上げると、 50歳くらいの男性が目の前に立っていた。 何でも話を聞くと、芸能プロダクションの社長とのことで、 俺を気に入ってくれたその人は、自身の経営する事務所でマネージャーとして雇いたいと言ってくれて……。

  • #1
  • Zoom+
0 0 0%

――数ヶ月前。 俺は、路頭に迷っていた。 仕事も住む場所も、何もない。 ついさっき、全財産すらなくしてしまった。 これから、どうすれば……。 「――君。どうしたのかね?」 ふいに声をかけられ顔を上げると、 50歳くらいの男性が目の前に立っていた。 何でも話を聞くと、芸能プロダクションの社長とのことで、 俺を気に入ってくれたその人は、自身の経営する事務所でマネージャーとして雇いたいと言ってくれて……。 そんなことがきっかけで、最近人気急上昇中の売れっ子アイドル 『柊朱音(ひいらぎ あかね)』のマネージャーとして働くことになった俺は、 忙しくも充実した日々を送っていた。 だけど、平穏な日々が激変したのは、ある日の野外ロケの収録の後…。 今日は少し、朱音さんの様子がおかしい。 頬が紅潮しているし、声も少し上ずっている。 スタッフが撤収準備を始める中、 着替える朱音さんを待つために着替えのテントの近くで待つ俺。 …ふいにテントの入り口が開くや否や、彼女の手が伸びて来て、いきなり中に引っ張り込まれた! そして、テントの中には…… 「私……ずっと、我慢してたんだよ……マネージャーさん♪」 頬を赤らめた下着姿の彼女が、待ち受けていたのだ――


Top Xem nhiều

Có thể bạn thích?

Amungs